花々咲くスキー場を抜けて登る 花見山(1,188.1m)
2007年9月8日(土) チャコ&門久
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〈花見山への登山道を兼ねるゲレンデを埋めるマツムシソウ〉 |
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広島から
花見山という季節折々の花が咲く美しい山があると聞いていた。
前の週末に広島・
二週連続で同様に涼しい所で秋の花を楽しもうと考えてこの山に出掛けることにした。
昨年この山に登った増長天さんに聞いてみると、
歩く距離は短いものの花と眺望が良すぎて時間を要する山だとの解説があった。
はてさて、実際には如何であったろうか・・・・?
花見山って何処にあるの? ←(ここをクリックして下さい)
《山行記録》
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花見山スキー場ロッジ10:36・・・・・11:20管理道終点・・・・11:56花見山遊歩道入口・・・・12:14小ピーク・・・・12:41花見山(1,188.1m)(一等三角点、昼食)13:29・・・・13:56小ピーク・・・・14:10花見山遊歩道入口・・・・15:05花見山スキー場ロッジ 〔総所要時間:4時間29分、昼食:0時間48分、正味所要時間:3時間41分〕 |
10:35 花見山スキー場ロッジ
広島市街地北部の自宅から向原、三次を経由して中国自動車道に入り新見ICで下り、国道180号線へ。
ロッジ前で身支度を整えて管理道を登って行った。管理道の両脇には種々の花が植えられ季節折々に各種の花が楽しめるようだ。この時期はまずギボウシの紫の花が目に飛び込んできた。芝の中には紅白のゲンノショウコウやアキノタムラソウ、ママコナなどの小さな花々が多い。これらをパチリ、パチリと写真に撮っているとなかなか前に進めない。管理道を登るほどにゲレンデ越しに
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〈花見山スキー場ロッジ:ここに自動車を駐車させてもらって出発〉 |
〈よく整備された管理道を辿って行く〉 |
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〈ゲレンデ越しに南麓を眺む:右手は大倉山、正面遥かは道後山連峰〉 |
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11:20 管理道終点
やがて舗装された管理道が終わり(自動車でここまで上がって来れるようだ)、芝がきれいに刈られたスキーゲレンデの中を緩やかに登っていくようになる。ゲレンデに入った途端にそのゲレンデを埋め尽くように咲くマツムシソウの花が出迎えてくれた。スキー場会社が3年ほどの年月をかけて4,000本近い苗を植えたものとのことである。それが今まさに満開の時を迎えていた。マツムシソウの花園を過ぎると、登山道は斜度を増して最上部のゲレンデの左側を巻いて上がって行く。南から西側にかけての眺望が開けていて気持ちが良い。ゲレンデの脇や原っぱの中に、名残りのユウスゲ、コオニユリ、ツリガネニンジン、カワラナデシコなどの花々が見られた。ここものんびり、ゆっくりと写真を撮りながら歩いて、やがてスキー場の最上部に着いた。
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〈管理道終点:ここからゲレンデを歩く、遥か先が花見山頂上〉 |
〈ゲレンデを埋めるように咲くマツムシソウ〉 |
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〈ゲレンデ脇の草地にユウスゲが残っていた〉 |
〈コオニユリ咲くゲレンデ越しに神戸上、上石見方面を俯瞰する〉 |
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11:56 花見山探勝歩道入口
スキー場最上部からいよいよと言うか、やっとと言うか花見山への登山道が始まる。その入口に「花見山探勝歩道」を記された杭が立てられてある。探勝歩道はよく整備されており、雑草などもきれいに刈り込まれていた。頂上まで樹林の中を二つの小ピークを越えて行くが、その上り下りには丸太で階段が組まれていた。樹林の中には、フシグロセンノウ、アキチョウジ、サラシナショウマなど花々が多かった。
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〈スキー場の最上部から花見山探勝歩道が始まる〉 |
〈スキー場最上部から船通山を遠望する〉 |
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〈花見山探勝路はよく手入れされた道だ!〉 |
〈潅木の中を花見山頂上への最後の上り〉 |
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12:41〜13:29 花見山(1,188.1m)
スキー場ロッジから2時間余かかって花見山の頂上に辿り着いた。この間の標準時間は1時間30分であるので、そのゆっくり、のんびりぶりが分かろうというものである。
頂上には、木造の立派な東屋が建てられている。そこから眼前に西方から南方の見事な眺望が拡がっていたが、北方から東方は樹々が大きく伸びて眺望は得られなかった。大山や蒜山がこの方向に当たり、その眺望を楽しみにして来ただけに残念なことであった。後刻聞いたところでは、地元から営林署にこの樹木の伐採の要望をしているが、全く取り合ってもらえないとのことであった。
この東屋でゆっくりと昼食を摂った。その昼食の間に東側から俄かにガスが西側まで流れ込んで来て、周囲は随分と暗くなってしまった。天気も下り坂のようなので早々に下山することにしたが、下るに従って時折木漏れ陽も射すほどに回復してきたようであった。
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〈花見山の山頂に建つ東屋〉 |
〈花見山山頂の一等三角点〉 |
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〈花見山頂上から大倉山、道後山連峰、船通山方面を望む〉 |
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〈花見山頂上から南麓の神戸上地区を俯瞰する〉 |
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〈花見山々頂から南を眺望する〉 |
〈ブナの樹も多い花見山探勝歩道〉 |
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14:10 花見山探勝歩道入口
探勝歩道入口に返って再びスキー場のゲレンデの中を下って行った。最上部の直ぐ下のゲレンデの急な斜面でスキー場の職員さんが草刈と何かの苗の植付けをしていた。昼前の上りに挨拶をした男性が我々のところに来られて暫し歓談した。急傾斜のゲレンデに今はニッコウキスゲとユウスゲの苗を植えているそうである。苗は全て自分達で種を蒔いて育てたとのことである。それと共に、このゲレンデから大山が望めることも教えてもらった。今日は大山方面は天気が今一歩で、その姿は雲の中であった。残念であった。その後、マツムシソウの咲く緩斜面の脇を抜けて再び管理道に返ってロッジまで下った。
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〈花見山スキー場から南東方向の雄山、剣森山方面を望む〉 |
〈こちら方向が大山と聞いたが、厚い雲の中。残念!〉 |
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〈ゲレンデを埋めるマツムシソウの群生、遥か先は雄山・雌山〉 |
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〈ニッコウキスゲ、ユウスゲが植え付けられているゲレンデ最上部〉 |
〈管理道から花見山山頂方向を望む〉 |
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15:05 花見山スキー場ロッジ
花見山山頂から1時間半余をかけて下山した。標準が1時間10分であるから、これまたのんびりした歩きであったわけだ。
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▲▼▲▼▲▼▲ 花見山(ゲレンデ周辺)の花々 ▼▲▼▲▼▲▼
花見山スキー場ロッジからスキー場最上部の花見山探勝歩道入口までの間の
ゲレンデ周辺は実に多くの種類の花々が咲いていた。
多くはスキー場関係者のご努力で育て上げたものと思われる。
季節に応じて花開くように各種の花々を育てるのは大変なことと思う。
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ギボウシ (ユリ科ギボウシ属) |
ゲンノショウコウ (フウロソウ科フウロソウ属) |
オトコエシ(男郎花) (オミナエシ科オトコエシ属) |
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イタドリ (タデ科イタドリ属) |
ツルリンドウ (リンドウ科ツルリンドウ属) |
ゲンノショウコウ(白花) (フウロソウ科フウロソウ属) |
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ツユクサ (ツユクサ科ツユクサ属) |
ママコナ (ゴマノハグサ科ママコナ属) |
マツヨイグサ (アカバナ科マツヨイグサ属) |
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ヨモギ (キク科ヨモギ属) |
ヤマハギ (マメ科ハギ属) |
オオキンケイギク (キク科ハルシャギク属) |
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コウゾリナ (キク科コウゾリナ属) |
イヌトウバナ (シソ科トウバナ属) |
アカソ (イラクサ科カラムシ属) |
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アジサイ (アジサイ科アジサイ属) |
オトギリソウ (オトギリソウ科オトギリソウ属) |
シモツケソウ (バラ科シモツケソウ属) |
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ワレモコウ (バラ科ワレモコウ属) |
マツムシソウ (マツムシソウ科マツムシソウ属) |
ネジバナ (ラン科ネジバナ属) |
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オミナエシ (オミナエシ科オミナエシ属) |
ユウスゲ(キスゲ) (ユリ科ワスレグサ属) |
カワラナデシコ (ナデシコ科ナデシコ属) |
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ツリガネニンジン (キキョウ科ツリガネニンジン属) |
コオニユリ (ユリ科ユリ属) |
ナナカマド (バラ科ナナカマド属) |
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イモカタバミ (カタバミ科カタバミ属) |
ヤマボウシ(実) (ミズキ科ヤマボウシ属) |
イヌタデ (タデ科イヌタデ属) |
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▲▼▲▼▲▼▲ 花見山(探勝歩道周辺)の花々 ▼▲▼▲▼▲▼
花見山探勝歩道入口と花見山山頂の間自然林の中には、
野趣に富んだ、どちらかといえば日影を好む花々が多く見られた。
中でもフシグロセンノウの朱色とサラシナショウマの白色が印象的であった。
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タムラソウ (キク科タムラソウ属) |
フシグロセンノウ (ナデシコ科センノウ属) |
カニコウモリ (キク科コウモリソウ属) |
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コバノフユイチゴ (バラ科キイチゴ属) |
ガマズミ (スイカズラ科ガマズミ属) |
オオカメノキ(ムシカリ) (スイカズラ科ムシカリ属) |
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キバナアキギリ (シソ科アキギリ属) |
サラシナショウマ (キンポウゲ科サラシナショウマ属) |
アキチョウジ (シソ科ヤマハッカ属) |
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ツルニンジン (キキョウ科ツルニンジン属) |
アキノタムラソウ (シソ科アキギリ属) |
トチバニンジン (ウコギ科トチバニンジン属) |
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キンミズヒキ (バラ科キンミズヒキ属) |
アキノキリンソウ (キク科アキノキリンソウ属) |
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マムシグサ(実) (サトイモ科テナンショウ属) |
シロヨメナ(ヤマシロギク) (キク科シオン属) |
キカタバミ (カタバミ科カタバミ属) |
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〔山行所感〕
登る前には、スキー場ロッジから頂上までピストンしても物足りない、或いは歩き足りない山であろうと思っていたが、実際に歩いてみると事前に増長天さんから教えてもらった通りに眺望と花々の鑑賞、写真撮影に意外に長時間を費やして、いわゆる並みの登山をしたような気持ちになった。
花の山である。花の種類の多さを見て戴ければ納得がいくと思う。この山の花を2通りに分けてみた。ひとつはスキー場ゲレンデやその周辺で見られる人間が植えた草花類ともう一つは頂上直下の探勝歩道の周辺などに咲く自然の草花類である。本来の登山は前者を是認しないのであろうが、ここに来てみるとその両者の大合唱が花見山の花なのだと納得してしまうから不思議である。特にスキー場関係者の方々が、暑い夏にも懸命に花々を植付け育てられている姿を拝見すると、なおさらそう思いたくなる。
この日この山でお会いした登山者は、一組2名だけであった。そういう意味では静かな山行であった。山頂には登らず、ゲレンデの花々を鑑賞に来られた方はもう少しいらっしゃったようではあるが、初秋の花の種類やマツムシソウの群生の規模に比してやはり来訪者が少ないことは否めないところだ。静かに季節季節の草花を楽しめる所ゆえ、是非共多くの人に足を運んでもらいたいものだ。