好日に宮島三座を巡る 弥山(535m)・駒ケ林(509m)・焼山(490m暫定)

広島県廿日市市宮島町

2007年10月6日(土)  吉祥さん+大黒さん+弁才さん+門久

 

 

 

 

 

 

博奕尾からこの日登る三座を眺める

 

 

 

10月の三連休の天気は秋雨前線の通過や台風15号の影響で後半には崩れる予報となった。

それでも初日の土曜日は好天に恵まれる様子なので、

吉祥さんとのかなり以前からの宮島の峰々探訪の約束を果たすことにした。

大黒さん、弁才さんにも同道頂くこととなり四人のグループ登山となった。

当日、素晴らしい天気にメンバー全員の元気が揃って、この上ない山行となりました。

 

《山行記録》

宮島桟橋8:45・・・・9:04紅葉谷公園・・・・9:11中村橋(包ケ浦自然歩道入口)・・・・9:29博奕尾8:35・・・・9:40包ケ浦分岐・・・・10:28かや谷ピーク(410m)・・・・10:33かや谷駅・・・・10:57獅子岩駅11:02・・・・11:08紅葉谷ルート合流・・・・11:22弥山本堂11:31・・・・11:45弥山(535m)(昼食)12:50・・・・13:14駒ケ林分岐・・・・13:20駒ケ林(509m)13:34・・・・14:02焼山(490m)14:17・・・・14:45前峠14:46・・・・15:29前峠分岐(大元公園)・・・・15:38大元神社・・・・15:40国民宿舎「みやじま杜の宿」(入浴¥500)16:29・・・・16:56宮島桟橋

〔総所要時間:8時間11分、昼食・休憩・入浴:2時間59分、正味所要時間:5時間12分〕

 

 

 8:45 宮島桟橋

  山陽本線下りの電車に全員が乗り合わせて宮島口駅で下車。宮島口桟橋からJR西日本の連絡船で宮島へ渡った。二週連続の宮島であるが、この日はこの上ない程の青空!楽しい山行となる期待が持てた。

 

 

 

〈JR連絡船で快晴の宮島桟橋に到着〉

〈厳島神社大鳥居〉

 

 

 9:11 中村橋(包ケ浦自然歩道入口)

  厳島神社から紅葉谷公園を抜けてうぐいす歩道の中村橋の袂にある包ケ浦自然歩道入口へ赴いた。この日は、先ずここから羊歯に囲まれた自然歩道を歩き博奕尾に上がり、かや谷コースで弥山まで登る計画であった。道中、毛利元就が陶晴賢軍を奇襲した博奕尾からもかや谷ピークへの巻き道からも見事な大野瀬戸の眺望が得られた。かや谷ピークへの尾根に乗ると広島湾や江田島・能美島方面の大眺望た拡がっていた。

 

 

 

〈中村橋の袂に包ケ浦自然歩道入口から博奕尾をめざす〉

博奕尾から大野瀬戸を一望する

 

 

 

 

 

 

 

 

博奕尾分岐:ここで包ケ浦方面と弥山方面に道が分かれる>

 

 

 

 

〈かや谷コースの登山道から大鳥居の眺望〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈かや谷ピークへの尾根筋から大奈佐美島、似島方面の眺望〉

 

 

 

10:33 かや谷駅

  かや谷ピークから宮島ロープウェイのかや谷駅のある鞍部に下ってから、「三つ石の尾根」と呼ばれる獅子岩までの尾根に登って行った。宮島随一の眺望地とも言われる尾根筋である。尾根の東西両側に広島湾と大野瀬戸の大きな風景が拡がっている。好天のこの日であるから、その素晴らしいことは言うまでもない。

 

 

 

〈宮島ロープウェイのかや谷駅〉

〈能美島・江田島方面の眺望〉

 

 

 

 

 

〈三つ石の尾根を獅子岩駅に向かう我が隊〉

〈対岸の宮島口との間を連絡船が行き交う大野瀬戸〉

 

 

10:57〜11:02 獅子岩駅

  宮島ロープウェイの山頂駅である獅子岩駅に立ち寄ってから弥山へ向かった。観光客もここから同じ道を歩かないと弥山の頂上には登れない。頂上の下にある大聖院の弥山本堂で暫し休憩を取り、広場の対面にある不消霊火堂で霊湯を頂いた。そこから弥山頂上までもうひと歩きである。

 

 

 

〈宮島ロープウェイ獅子岩駅〉

〈獅子岩駅前から弥山山頂付近を見上げる〉

 

 

 

 

 

〈不消霊火堂:観光客の姿が見える〉

〈弥山本堂裏から阿多田島が浮かぶ安芸灘を遠望する〉

 

 

11:45〜12:50 弥山(535m)

  弥山頂上にある展望台に登り360度の眺望を堪能した。遥か県北から山口県の山々まで見える透明度であった。拡がる海と山の大眺望はもう筆舌尽くし難いほどの素晴らしさ・・・・であった。この山頂直下の日陰で昼食を摂った。

 

 

 

〈弥山展望台から頂上広場越しに502m峰、岩船岳を眺める〉

〈広島湾の奥には広島市街地が拡がる〉

 

 

 

 

 

 

 

 

〈弥山展望台から北西方向の眺望、遥か吉和冠山や寂地山まで見えた〉

 

 

 

 

 

 

〈西側の沖に小黒神島、大黒神島の浮ぶ能美島を望む〉

〈獅子岩越しに江田島、能美島方面を望む〉

 

 

13:20〜13:34 駒ケ林(509m)

  昼食をゆったりと摂って鋭気を回復し、駒ケ林に向かった。観光客の姿の多かった弥山とは違い、駒ケ林には我々のほか誰もいなかった。ここからも好天も下、麗らかな海陸の眺望が拡がっていた。

 

 

 

〈弥山からの道から駒ケ林を見上げる、左肩には焼山が覗く〉

〈駒ケ林から広島湾、その先に広島市街地を眺める〉

 

 

 

 

 

〈弥山の肩越しに大小の黒神島を眺望する〉

〈駒ケ林の岩場から焼山、その先に大野瀬戸を望む〉

 

 

14:02〜14:17 焼山(490m)

  焼山には今年7月に辿ったショートカットルートを辿った。吉祥、大黒、弁才の三氏には初めての焼山であった。ここから見る、宮島の峰々、宮島の街、周囲の海は素晴らしすぎると言えば言い過ぎであろうか!頂上で宮島に詳しい単独行の男性に会い、502m峰や三つ丸山方面の登山道事情などをお聞きした。またドイツから来た青年もここまで上がってきていた。

 

 

 

〈駒ケ林からのショートカット道から焼山を見ると・・・・〉

〈焼山の岩棚から駒ケ林の大岩壁を眺望する〉

 

 

 

 

 

〈焼山頂上から宮島の街を鳥瞰する〉

〈前峠山〉

 

 

 

 

 

〈502m峰から岩船岳への宮島主稜を眺む〉

〈先峠山、三つ丸山の連山〉

 

 

15:38 大元神社

  焼山からの下山は前峠(まえだお)経由とした。焼山山頂部の累々とした巨岩を縫って踏み跡然とした登山道が前峠へと下っている。巨岩群を抜けると急傾斜地の樹林の中を行く野趣豊かな道となる。そこを一歩一歩気を引き締めて下って行くと、前峠山との鞍部にある前峠に出た。前峠乗越まで暫し尾根を辿ってから、大元公園へと続く谷沿いの道を下って行った。時に倒木が累々とし、崩落箇所を巻く不鮮明な道も何箇所かあり、殆ど本格的な手入れを施されていない道である。モミの巨樹の繁る大元公園へ出るとホッとした。

 

 

 

〈樹間に前峠山を見ながら前峠へと下る〉

〈前峠:多々良林道、大元公園、焼山への道が分岐する〉

 

 

 

 

 

〈前峠乗り越し:更に前峠山への道が分岐する〉

〈大元神社:荒れた道を下り終わって安堵感に浸れる〉

 

 

16:56 宮島桟橋

  大元公園の入口にある国民宿舎「みやじま杜の宿」で入浴して心身ともすっきりして宮島桟橋へ。気持ち良くこの日の山行を終えました。

 

 

 

〈下山して大元公園入口にある国民宿舎で入浴〉

〈宮島大仏:大願寺の不動明王〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈厳島神社越しに見る夕陽を浴びた五重塔〉

〈町家通りから見たシルエットとなった五重塔〉

 

 

〔山行所感〕

  吉祥さんとの相当以前からの約束を果すことが出来、また三氏にご満足頂いたようで、案内した身としてはひと安堵というところである。これだけの好天と、元気な人達が揃えば、先ず良い山行となることは間違いない。その上に、宮島というロケーションが醸す情景が加われば、登山者を幸福の世界に誘い込むこと間違いないといえる。ここは神の島、また世界遺産の島である。将に「山良し、一杯又良しの楽しい一日」でありました。

 

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